知られざる、マンギャラの世界
ニッチな領域の仕事が多いINVITATIONが行う、ニッチな座談会。栄えある第一回のゲストには、「湾岸の妖精」ことマンションブロガーのらえもんさんをお呼びしました。
作り手と受け手側というそれぞれの立場で、マンション業界プロモーション事情について表から裏からの大放談!(心の声:ご相談にのっていただいた、どエンド君師匠!ありがとうございます!)
本当は「リアルな購買体験ガー」とか「デジタル技術ガー」とか「企業の購買チャネルをクリエイティブにー」とかカッコよくお届けするはずが、「マンション・ポエムって何で生まれちゃうの?」とか「湾岸タワマンやっぱヤバくね?」とか、話がアチコチに行ったり来たり。とはいえ、マンションに少しでも興味がある方や、プロモーション業界を知りたい方にとっては、かなり読み応えがある内容(のハズ)です! ぜひぜひご一読を!
マンション・ポエムはなぜ生まれる?
シアターは「キラキラ」から「ヒューマン」へ?
マンションシアターの役割とは?
湾岸 コレマデとコレカラ
未来のマンションギャラリーって??
さて、いかがでしたでしょうか?
まとまらない話に終始するのかと思いきや、さすが湾岸のマンギャラの変遷を見続けてきたのらえもんさんだけあって、3時間(!)という長さの鼎談の中に貴重なヒントがゴロゴロと転がっておりました。「マンギャラを買うならシアターの演出は絶対必要!」というご意見も心強かったです。
マンションシアターは「都心の超高層マンションがこれから来るぞ!」というまさに新時代の始まりとともに需要が高まっていきました。「マンションを買う」という、これまでにない大きな決断を促すため、ド派手だったり、感動だったり、あの手この手で背中を押す必要があったわけです。
しかしタワマンの建設ラッシュを経て時代は変わり、のらえもんさんのようなマンションブロガーの登場も相まって、購入者のマンションに関する知識も段違いに深まっていきました。ある意味野球やサッカーなんかのスポーツ観戦感覚で、ワイワイガヤガヤとマンションについて論じるカジュアルな空気が醸成されているのは、非常に新しく、おもしろいなあと感じています。
鼎談中にもあるように、坪単価〇千万なんていう高額案件も増えていく中、マンションプロモーションはこれからどんな方向を目指していくのか。海外型販売手法も取り入れながら、日本の独自性も取り込んだプレゼンテーションをどう生み出していくのか。われわれにとっては、難しいながらも非常にエキサイティングでおもしろい時代になってきたなと改めて背筋を正すのでありました!