「デザイナーが言うまちづくりって金太郎飴みたいだね?」から始まる人との出会い。
元赤坂新オフィスのカフェデザインから始まる食との出会い。
“未来の○○”を身勝手に考える
仕事で関わったさまざまな業界の方々とああだこうだ語り合う座談会。第二回のテーマ「しょく」のゲストは、夫婦でメニュー開発やケータリングを行う戸村雄太さん・さえさんのお二人です。三度の飯より四度の飯が好きという、食べることが好き代表・竹田大輔と、夫婦二人のサイズで、地域に根を張って食を提供していきたいと考えるfood
commonとの会話は果たして噛み合うのか⁉ 第一ラウンドは、food
commonの仕入れ先のひとつでもある埼玉県・所沢にあるオケヤファームにてスタートです。
INVITATIONとfood common の出会い
オフィスのある元赤坂から所沢へ移動するロケバスで、ライターとデザイナーが西武線をDisる会話を聞き流し、風景が変わっていく様子を眺めながらそんなことを考えていたら農園に到着した。
普通(common)はひとりひとり違う
急激に変化する農業を取り巻く環境
―ここでオケヤファームを後にして、雄太さんのご実家である東京の西にある町の中華料理屋さん・「京八」へ移動。地域に根付いた飲食店というfood
commonのルーツともいえる場所で、第二ラウンドのゴングが鳴った――
大きな食ビジネスとローカルな食ビジネス
デザイナーが言う「まちづくり」って金太郎飴みたいだね?
“体験”のともなう食の提供を目指したい
町と飲食店の関係性
―はい!じゃあもうラーメン出していいかな。今日は休業日だからスープの味が違うけど、よかったら食べてって!―
ありがとうございます! このナルト…醤油の香り…間違いなくうまいやつですね!
ウマーイ!
2019年末、food
commonさんのお店が国立市にオープンしました。日々インスタにアップされる写真に「誰か一緒に行かないかな?」って思いながらハートマークを押し続けています。センスが伝わってくるけれど、決して押しつけがましくない、居心地の良さそうな内観。素敵なだけではなく、食べたら元気になりそうと思わせてくれる料理の数々、そして添えられた言葉から伝わってくるお酒や食材への愛情。
「国立ってクオリティ高いよね」。そんな声が聞こえてきそうです。
デザインという言葉は、時に本質をあいまいにしてしまうことがあります。
あくまでも「生活」がベースであり、デザインは、それを飾り立てるものではなく、使いやすく、心地よくするためのものだという基本に立ち返る。
それこそが、我々がこれからの未来を考えるベースになるように思います。
さて、一つだけ今私が企画していることを書いて終わりにしたいと思います。
元赤坂のオフィスにデザインした「WONDERFUL DRINK, ENJOY
FOOD.」というコンセプトスペースがStartします。動画配信を中心に「しょく・ひと」をつなげるスペースです。
昨日は東京にはおいしい食事がいっぱいあるねと言い
今日は福岡で食べる糸島の素材は最高と言い
明日は大阪では北新地でも伝統的なお好み焼き屋が良いよねと言う
生活を「おいしい」でつなげたい身勝手なシカケになれば良いなと思っています。
協力:京八
〒207-0023 東京都東大和市上北台3-369-10
TEL 042-565-1488